朝、玄関ドアを開けようとして
「重っ……」と感じたことはありませんか?
特に冬場になると、いつもと同じ力では
開け閉めしにくくなる玄関ドアの異変に気づく方が増えます。
これは気のせいではなく、寒さによってドア本体や周囲の構造に“ある変化”が起きている証拠です。
「閉まりが悪い」
「鍵がかかりにくい」
「ドア下部がこすれて音がする」
こうした小さな違和感を放っておくと、
ドアの劣化や開閉不能などのトラブルにつながることも…。
今回は、冬に起こりやすい玄関ドアの
“建付け不良”について、原因と対策を専門店の視点からご紹介します。
建付け不良はなぜ起こる?寒さと玄関ドアの関係
気温が下がると、玄関ドアや周囲の構造材に物理的な変化が起こります。
この“寒さによる変形”こそが、建付け不良の主な原因です。
✅ 金属製のドアは、冷えるとわずかに収縮
✅ 一方で木製の枠は湿度の影響を受けて膨張・収縮を繰り返す
✅ 基礎部分が凍結すると、建物全体の微妙な傾きが発生することも
こうした小さなズレの積み重ねが、
ドアのヒンジに負担をかけたり、
締まりの悪さを引き起こします。
特にアルミ素材やガラス入りドアは温度変化の
影響を受けやすく、冬の朝や夜に症状が目立ちやすくなります。
自分でできる?玄関ドアの簡単チェック&応急対策
🔧 日々の生活で気になる異変があったら、
以下のポイントを確認してみてください。
✅ ドアの開閉時に異音がする(ギィ…という金属音)
✅ ドアの下部が床にこすれている
✅ 鍵のかかりが浅い・違和感がある
✅ ドアを開けたとき、傾いて見える
このような症状が見られたら、
建付けにズレが生じている可能性があります。
応急処置としては、以下のような方法があります。
✅ ヒンジ部分のネジの緩みを確認・締め直す
✅ ドアクローザーの調整で閉まるスピードを変える
✅ 下部のこすれにはフェルトを貼って緩和
ただし、調整をしても症状が再発する、
あるいは改善しない場合は“構造側”に問題があるサイン。
無理に使い続けるとドア自体の劣化を早める可能性があるため、早めの専門点検が安心です。
専門業者による調整・修理のメリット
プロに依頼する最大の利点は、「原因を見極めたうえで最適な処置ができる」点です。
✅ 建物の傾きや経年劣化の有無まで含めて点検
✅ ドア枠とドア本体の間のズレを細かく調整
✅ パーツの交換で根本的な解決を図る
これらの作業は、ドアの種類・設置状況・使用年数などに応じて対応する必要があるため、
経験豊富な専門業者の判断が不可欠です。
また、「毎年冬になると調子が悪くなる」
といった繰り返しの症状には、再発防止のための補強・部材調整も含めた施工が有効です。
放置するとどうなる?後回しのリスクとは
玄関ドアの不調を放っておくと、
次のようなリスクが生じます。
✅ 閉まりにくくなることで冷気や雨風が侵入
✅ 隙間からの音漏れ・防犯性の低下
✅ ドアや枠の金具に過度な負荷がかかり破損
✅ ドアが閉まらず“凍結・開かない”事故に発展
とくに冬場は、気温の低下で状態が急激に悪化するケースも。
「使えない」状態になる前に、
違和感を感じた時点でのチェックが肝心です。
有限会社鳥居業務店では、
玄関ドアの調整・補修・建付け確認などを
幅広く対応しています。
「ドアが重いかも」「鍵がかかりにくい」など
小さな異変でもお気軽にご相談ください。
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